おとなのおもちゃカメラ

雰囲気のある写真が撮りたい!

味のある写真が撮りたい!


そんな方にお奨めのカメラをご紹介します。

その名もトイカメラ
おもちゃのカメラなんです。


ずいぶん前になりますが、
私の大学の先輩でもあり、親友のたくちゃん。
今は、フリーのグラフィックデザイナー。
おたくな彼は、とにかく新らしモノ好き
デジタルカメラが出始めた時も誰よりも早く入手して、
居酒屋でとなりのテーブルの知らない女の子の写真を撮ってあげては、
液晶で画像を見せ、「え~!すごいぃ~!」なんて言われて喜んでいたオトコ。

その彼の父上はフォトグラファー。私の大先輩です。
その父上から譲りうけた数々の素晴らしいカメラを、
所有しているなんともうらやましい彼なんですが、
その彼が香港に行った際、(以下 S→すずちゃん T→たくちゃん)

S 「写真、撮ってきた?」
T 「うん。おもちゃで。」
S 「おもちゃって・・・・。せっかく海外遊びに行って、なんでまた・・・。」

通常、忙しく仕事に追われる私たち。
海外に行った時こそ、写真(作品)を撮るチャンス。
異文化に触れ、沢山良い写真をおさめたいじゃないですか。
それをおもちゃで・・・・。ばかじゃないの!
とその時は思っていました。

さし出されたアルバムにはおもちゃカメラで撮った写真がいっぱい。
なんだか下手くそで思わず笑ってしまいました。
この場合、失笑ではなく微笑みの方です。

なんとも味のある写真。
めちゃくちゃだけど、旅の思い出がよく描写されている。
写真ってキレイなだけじゃないんだな~と実感した出来事でした。




「おもちゃカメラって・・・・?」

トイカメラといわれるもの。
侮ることなかれ、このカメラ。
ものすごく味のある写真が撮れるのですよ。
性能が悪い分、きれいに撮れすぎないのが魅力です。
写真の周辺がまるく黒くおちたり(周辺おち)、どことなくピントが甘かったり
撮ろうと思って撮れない、下手ウマ写真が撮れます。



有名なのがLOMO
ロシア製のトイカメラ。

ロモグラフィーやロモグラファーという言葉まで生んだ、
トイカメラの定番商品。
いろいろな進化版も発売されて、まさに大人のおもちゃ。
ちなみに一部の機種は製造中止になっているので、
極めて入手困難だそう・・・・。


もうひとつは、HOLGA
中国製のトイカメラ。

LOMOは35mmといわれる、
いわゆる皆さんがお持ちのサイズのカメラに対して、
このHOLGAは大きい版のブローニーサイズなんです。

フィルムは120とか220という数字でちょっと長細いフィルムなのですが、
プロやハイアマチュアの場合、サイズが大きい版の分
写真の画質が上がるため、好んで使われている中版カメラといわれるモノです。
うしろにつけるフォーマットによってサイズの変更も可能です。
通常6×4.5 ・ 6×6 ・ 6×7 ・ 6×9というサイズがあります。
単位はcmですので6cm×6cm。結構大きいですよ!

版の大きさももちろんのこと、
さらに特筆すべきは、ポラロイドの撮影ができる事。

ポラロイド、一時期「チェキ!」など爆発的に売れたので、
使ったことのある人は多いと思います。
ポラロイドの写真って、描写がソフトでなんとも味があるではないですか。
私は自分のポートフォリオ(作品のブック)にポラロイドで撮影した作品もいれております。


安い機種から高いもの、アクセサリーなども充実のこのおもちゃ。
デジタルカメラとは違う、アナログな世界。
あなたも「目指せロモグラファー」ですよ!


まずはサイトでCHECK!!
ギャラリーがあります。
購入はネットやカメラ量販店でも取り扱っています。

LOMO

HOLGA

私が将来子供を産む事があったなら、
子供にこのカメラを持たせて自由に撮らせて
「子供の撮った写真集」をつくってあげたいな、なんて思います。

実は私、トイカメラは未購入。
いちおうこれでもカメラマンなんで、日々一眼レフカメラで修行です。
なんちゃって。
by photomo018 | 2006-04-14 13:00 | Trackback
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