写真のいろは 被写界深度
昨日に引き続き、絞りのお話。
シャッタースピードが動きの表現をコントロールするのに対して、
絞りは、ピントの奥行き方向の深さの範囲がかわり、空間的な雰囲気をコントロールすることが出来ます。
数字に小さい値ほどピントの合う範囲が狭く、
数字の大きい値ほどピントの合う範囲は深い。
したがって、絞り値の選択で、手前やバックをぼかしたり、
逆にすべてのピントをシャープに撮影することも自由にコントロールできます。
~比べてみてください~





1番手前の人形に、ピントを合わせています。
絞りを絞るほど、後ろの方までピントが合ってきているのが、
わかりますよね。
そしてもうひとつ、

手前から2番目の人形にピントを合わせています。
ピントの深さは、手前よりも奥の方へ深くなる性質があります。
背景や手前がボケてて、被写体にピントがあっている写真。
雰囲気があって、いいですよね。
これは絞りでコントロールしているということ、覚えておいてくださいね。
たとえば、バックがごちゃごちゃしている背景の場合、
絞りでボカすという方法がとれる。
また、風景写真などで全体をシャープにとらえることも可能です。
そしてタイトルになりました、被写界深度(ひしゃかいしんど)。
なんじゃ、そりゃ~って響き。
ピントを合わせたときに、ピントが合っている範囲がどれだけあるかという幅のこと。
絞りを開ければ、被写界深度は浅いというふうに言います。
この記事を機に、一眼レフカメラに興味を持っていただけたら、嬉しく思います。
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by photomo018
| 2006-05-19 11:56
| お仕事
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