Photo  is .........._f0100215_22561099.jpg

わたくし、また年を重ねました。


一足早く家族が祝ってくれた、バースデー。
普段は撮ることが専門の、私が写っている写真は、
幸せそのもの。

もっと年を重ねた私は、この写真を見ながら
どんな事を思うのでしょう。
年をとるのも楽しみだったりします。




そんな私の家族。
笑いのたえない陽気な家。
学生時代から友達がたくさん出入りし、
私の両親とも友達のような関係。
人間だけではありません。

動物もたくさんやってきました。

野良猫がお庭で子猫を出産し、
そっとしておくつもりがちょこちょこ盗み見したりして
翌日、親子猫ともども家出されてしまったり・・・・
ある時は、どこからか逃げ込んだ日本猿(!)が現れたり、
前の家のが、我が家に入り浸ったり。
いろんな笑えるエピソードが多々あります。

その中でも、かわいそうで笑えない、
でも笑ってしまう猫のお話


ある平日の朝、両親に起こされて目が覚めました。
私は仕事の時は、寝坊する事なく目覚ましで確実に起きれるので、
朝は放置状態。なのに、この日に限ってなぜ・・・。

大変なのよ!早く起きて!

なにが大変なのか、とりあえず両親のところにいったのです。
2人は窓の外、隣家との間の路地を眺めていました。
私のうち、坂の途中に建っていて路地から2mほど高くなっているのです。

そこには1匹の猫

どうやら缶のようなものを頭からかぶって、うずくまって元気がない様子

かわいそうに、視界も奪われ、
どう見ても缶の大きさから見て、それほど余裕はありません。
頭がすっぽりはいって外れないわけですから、ジャストサイズだったのでしょう。

よ~く目を凝らして見ると、その缶詰


Photo  is .........._f0100215_22572244.jpg




愛犬元気(犬用ペットフード)



それを見た瞬間、同情していた3人はおかしくておかしくて
笑い出しました。大爆笑です(不謹慎ですが)。
さんざん笑ったあと、母が息を呑みました。

昨夜、我が家の愛犬に愛犬元気をあげたと・・・。
明日のごみと一緒に捨てようと、ビニールにいれて
お庭の隅に置いておいたと・・・・。
しかも夜中に、缶蹴りのような缶が転がる音が聞こえたと・・・。


Photo  is .........._f0100215_22563843.jpg

そうなんです。
我が家のせいなんです。
缶が転がる音=猫が缶をかぶったまま路地に転がったのでしょう。
ごめんなさい・・・。

出勤前の忙しい時間なのに、猫救出作戦です!
私がそろりそろりと猫に近づき、缶を手にした瞬間
手の甲を猫にひっかかれ負傷
これから仕事なのに、大丈夫かな・・・

そこへ通りがかりのサラリーマン。
勢い良く缶をはらい、救出成功
缶も10mぐらいふっとびましたが、猫もすごい勢いでふっとんで逃げていきました。
まさに、猫まっしぐら



ほんと人騒がせな家族です。
あの猫には悪いことをしました
けど、そんな我が家は動物大好き。
また、楽しい仲間が遊びに来ないかな。


実はこんな大騒ぎして、写真は撮りませんでした。
カメラなんていうもの、全く忘れていました(笑)。
ほんとだめだめカメラマンなんですよ・・・。


Photo  is .........._f0100215_22581371.jpg
ほんとひどい話しだにゃ~
ごもっともです・・・・。
今日は写真のいろは。
シャッタースピードのお話し。

写真はシャッターと絞りで適正露出(明るさ)が決まります。

シャッター速度とはシャッターボタンを押した際に、レンズの中にあるシャッター幕
(レンズ写真中央)が開いている時間をいいます。
シャッター幕が開いている間に光を取り込み、明るさが決まります。
開いている時間が長ければ(スローシャッター)、たくさん光を取り込む。
開いている時間が短ければ(高速シャッター)、光を取り込む量は少なくなる、という事です。

写真のいろは  シャッタースピード_f0100215_1851871.jpg



このシャッター幕が開いている時間を、シャッター速度といいます。





写真のいろは  シャッタースピード_f0100215_18121478.jpg






コンパクトカメラでいう、スポーツモード夜景モードはこのシャッター速度が関係しています。
「よく夜景を撮影するとブレてしまいます」と聞きますが、
夜景は全体の光が弱くシャッタースピードは低速(スロー)シャッターにしないと撮れません。
手持ち撮影では1/60秒くらいが限界でしょう。
1/30では要注意です。

夜景を撮る時は三脚を使用するか、三脚が無い場合は塀やベンチなど安定する場所に固定して撮影すればOKです。
その時にシャッターを押す事でブレたりしますので、セルフタイマーでの撮影をお勧めします。
また運動会のかけっこなどを撮影する時は、逆に速いシャッター速度で撮影しないとなりません。動いている部分がブレてしまうためです。

このようにシャッターは明るさを決めるだけではなく、動きの描写を表現するために用いられます。

写真のいろは  シャッタースピード_f0100215_1820773.jpg

夜景の撮影は、とにかくブレないような工夫が必要。
この写真のシャッター速度は3秒です。
三脚使用。



写真のいろは  シャッタースピード_f0100215_1827585.jpg


動きを表現できるシャッター速度。
適度なブレは動きを感じさせますが、
あまりブレすぎるとオバケになるのでご注意を。









カメラを手にした時、まず気をつけたいのが
シャープな画像をつくるということ。
カメラによってはシャッター優先モードがありますので
積極的に使ってみてください。
通常1/250を目安にすれば、手ブレなどの心配はありません。写真のいろは  シャッタースピード_f0100215_18362191.jpg


このカメラではTvがシャッター優先になります。
SまたはTvに設定すると好きなシャッター速度に設定できます。








シャッター速度は
1秒 ・ 1/2 ・ 1/4 ・ 1/8 ・ 1/15 ・ 1/30 ・1/60 ・1/125 ・1/250 ・1/500
1/1000 といったように倍数で変化します。
1/30と1/60では明るさでいう1段差という表現をします。
こちら後日投稿いたします絞りと関係してきますので、覚えておいてくださいね。

B(バルブ/ボタンを押している間開いている)というシャッターもあります。
このバルブは夜景や花火など長時間露光の際に使用します。


写真のいろは  シャッタースピード_f0100215_18125099.jpg写真のいろは  シャッタースピード_f0100215_1812584.jpg
















こちらの写真は1段差で撮影しています。
左が1秒・右が2秒。
壁の明るさを比較してみてください。



シャッターを知るだけで、ちょっぴり写真がうまくなるお話でした。
クールな夜景を撮ってみてくださいね!
土曜日、仕事がお休みだったので、カメラを持ってお出かけしました。

おばが、染物 (紅型(びんがた) 沖縄を代表する染物) 
を習っており展示会があると聞き、見に行ってきました。
うんちくおじさん 登場!_f0100215_11104558.jpg






私が成人式の時に、おばが振袖を染めてプレゼントしてくれた事もあり、
とても思い入れのある紅型。
うんちくおじさん 登場!_f0100215_11105634.jpg

展示会自体とても素敵だったのですが、
行われた場所もなかなか風情のある場所。
私も幾度となく訪れたことのある庭園だったんです。





その庭園、
季節折々の花の名所であり、重要文化財の建築物もあり
写真愛好家が集う場所なんですよ。

私もカメラと三脚持参で撮影準備にとりかかったのですが。。。。

「いい三脚もってるね~。」
声をかけられ、ふりかえると初老の男性。
「いいえ~。そんなたいしたモノじゃないんですが、軽いんで重宝してます。」
そんな会話をかわし、ふとおじさんのカメラを見ると年期の入ったシロモノが。

ゼンザブロニカという中版カメラ。だいぶ使い込んでいる様子。

「いいカメラお持ちですね。」
私のその一言からはじまり、うんちくおじさん
カメラとは何か、
写真とはどう撮るべきか

独演会が始まりました。。。。

気分はかかとおとしで一撃って感じではありましたが、
さんざん独演会につきあい、やっと終わりそうだったので、
「楽しいお話をありがとうございました。」
と立ち去ろうと思ったら、
私の「ありがとう」の言葉に対して、また説教
「ありがとう」というのはだね。。。。。と延々30分位たったでしょうか。

解放される時に、携帯のメモリーカードを私に差出し
私が撮った写真をあげるから。と言うのですが・・・・
はっきり言って要りません
さんざん断ったのですが、あまりにも強引なので
それではお借りします、必ずお返しします。という事で、名刺をいただき別れました。

その後も、私が行く方向に着いてきては
ず~っと、うんちく
やっとまいて、いざ撮影を始めたら

「お~い。記念写真撮ってくれ~!」

ふと顔をあげると、
はるか向こうに家族と合流したうんちくおじさん
私を呼んでいるではないでしょうか。

楽しそうな家族写真をカメラにおさめ、
カードと一緒に送らせていただきますという事で
終われば良かったのですが、

「私のカメラを君にあげよう!」

と駐車場まで連れて行かれ、年期のはいった別のカメラを
いただいたのでありました。

重たい鉄の塊を持ち帰り、家でしっかり見たところ

カメラの裏蓋部分がかなり開いていて、使えない様子。
多分、フィルムをいれたら光が漏れてしまいます。

おじさんのカードの中身の写真はというと、
これまた何を撮ったのか、わけのわからない写真がほとんど。
しかもピンぼけ。。。
うんちくおじさん 登場!_f0100215_1111683.jpgうんちくおじさん 登場!_f0100215_11111537.jpg








写真なんて、本人が気持ちの良い写真が撮れればいいんです。
だからうんちくおじさんの写真も本人が満足しているんだから、それで良し!
という事にしときましょうか。


おあとがよろしいようで。。。
くだらないタイトルですみません。
年齢がバレてしまいそうですが(笑)

私の職場、毎朝朝礼があります。
その朝礼の時、
最近ハトやすずめが大量に死んでいるニュースの話が。
その事は朝のニュースでも流れていました。
何が原因かはっきりと解っていないようですが、
悲しい出来事です。

このところ鳥インフルエンザや矢ガモの話と、
鳥の受難が続いています。

以前仕事で、
プロナチュラリストという肩書きの方の取材をした事があります。
その先生のオフィスは、東京・恵比寿駅から徒歩2分程度のところにありました。
先生いわく、「駅からオフィスまでの距離で10種類くらいの鳥を見る事ができる。」そうなんです。
もう目の前が駅ビルといった、この場所で?と驚きました。
その話しをうかがってから、私も空を見て鳥を探すのが楽しくなりました。

本日はお気に入りDVDのご紹介。
鳥よ 鳥よ~ 鳥の詩~♪ _f0100215_2242411.jpg








「WATARIDORI」
とにかく映像がすごい!
鳥たちの視点で見た世界がひろがります。
渡り鳥が行く先も間違えず、目的の地にたどりつく、
壮大なスケールと神秘の映像。
そしてこの美しいパッケージ

このWATARIDORI、約40種類1,000羽を集めてトレーニングをしたそう。
卵の頃から人の声や機器の音に慣れさせ鳥を調教し撮影にのぞんだといいます。

本編さながらDVDに収録されている撮影メイキングが、さらに興味深い内容に。
おすすめの1本です。
ただし、ず~っと見ていると眠くなります(笑)


DVDにはWATARIDORIクイズなるものも収録されていて、
本編を見ればある程度わかるのですが、ディープなクイズです。
私は彼と一緒にムキになってクイズに挑戦。
フェニックス(不死鳥)の称号をいただきました♪

さて本日は、土曜日。
お休みの方も多いのではないでしょうか。
今宵、「WATARIDORI」で過ごしませんか?



そして、受難続きの彼らに神のご加護がありますように。。。。
# by photomo018 | 2006-04-15 13:00 | Trackback
雰囲気のある写真が撮りたい!

味のある写真が撮りたい!


そんな方にお奨めのカメラをご紹介します。

その名もトイカメラ
おもちゃのカメラなんです。


ずいぶん前になりますが、
私の大学の先輩でもあり、親友のたくちゃん。
今は、フリーのグラフィックデザイナー。
おたくな彼は、とにかく新らしモノ好き
デジタルカメラが出始めた時も誰よりも早く入手して、
居酒屋でとなりのテーブルの知らない女の子の写真を撮ってあげては、
液晶で画像を見せ、「え~!すごいぃ~!」なんて言われて喜んでいたオトコ。

その彼の父上はフォトグラファー。私の大先輩です。
その父上から譲りうけた数々の素晴らしいカメラを、
所有しているなんともうらやましい彼なんですが、
その彼が香港に行った際、(以下 S→すずちゃん T→たくちゃん)

S 「写真、撮ってきた?」
T 「うん。おもちゃで。」
S 「おもちゃって・・・・。せっかく海外遊びに行って、なんでまた・・・。」

通常、忙しく仕事に追われる私たち。
海外に行った時こそ、写真(作品)を撮るチャンス。
異文化に触れ、沢山良い写真をおさめたいじゃないですか。
それをおもちゃで・・・・。ばかじゃないの!
とその時は思っていました。

さし出されたアルバムにはおもちゃカメラで撮った写真がいっぱい。
なんだか下手くそで思わず笑ってしまいました。
この場合、失笑ではなく微笑みの方です。

なんとも味のある写真。
めちゃくちゃだけど、旅の思い出がよく描写されている。
写真ってキレイなだけじゃないんだな~と実感した出来事でした。




「おもちゃカメラって・・・・?」

トイカメラといわれるもの。
侮ることなかれ、このカメラ。
ものすごく味のある写真が撮れるのですよ。
性能が悪い分、きれいに撮れすぎないのが魅力です。
写真の周辺がまるく黒くおちたり(周辺おち)、どことなくピントが甘かったり
撮ろうと思って撮れない、下手ウマ写真が撮れます。



有名なのがLOMO
ロシア製のトイカメラ。

ロモグラフィーやロモグラファーという言葉まで生んだ、
トイカメラの定番商品。
いろいろな進化版も発売されて、まさに大人のおもちゃ。
ちなみに一部の機種は製造中止になっているので、
極めて入手困難だそう・・・・。


もうひとつは、HOLGA
中国製のトイカメラ。

LOMOは35mmといわれる、
いわゆる皆さんがお持ちのサイズのカメラに対して、
このHOLGAは大きい版のブローニーサイズなんです。

フィルムは120とか220という数字でちょっと長細いフィルムなのですが、
プロやハイアマチュアの場合、サイズが大きい版の分
写真の画質が上がるため、好んで使われている中版カメラといわれるモノです。
うしろにつけるフォーマットによってサイズの変更も可能です。
通常6×4.5 ・ 6×6 ・ 6×7 ・ 6×9というサイズがあります。
単位はcmですので6cm×6cm。結構大きいですよ!

版の大きさももちろんのこと、
さらに特筆すべきは、ポラロイドの撮影ができる事。

ポラロイド、一時期「チェキ!」など爆発的に売れたので、
使ったことのある人は多いと思います。
ポラロイドの写真って、描写がソフトでなんとも味があるではないですか。
私は自分のポートフォリオ(作品のブック)にポラロイドで撮影した作品もいれております。


安い機種から高いもの、アクセサリーなども充実のこのおもちゃ。
デジタルカメラとは違う、アナログな世界。
あなたも「目指せロモグラファー」ですよ!


まずはサイトでCHECK!!
ギャラリーがあります。
購入はネットやカメラ量販店でも取り扱っています。

LOMO

HOLGA

私が将来子供を産む事があったなら、
子供にこのカメラを持たせて自由に撮らせて
「子供の撮った写真集」をつくってあげたいな、なんて思います。

実は私、トイカメラは未購入。
いちおうこれでもカメラマンなんで、日々一眼レフカメラで修行です。
なんちゃって。
# by photomo018 | 2006-04-14 13:00 | Trackback
←menuへ